陰陽五行の栄養学
世の中は陰と陽で出来ているというのは陰陽学の考え方ですが、陰陽の考え方で、栄養学を見ていくのが「陰陽栄養学」です。
食べ物の陰と陽は、主にナトリウムとカリウムのバランスや、収穫した時期、調理法など決まってくるのですが、陰性に傾きすぎても陽性に傾きすぎても病気になりやすい体質になります。
ちなみに男性はナトリウム過多の塩っ辛い食べ物が大好きなので、陽性になりやすいですし、胃がんや心筋梗塞などになりやすいので注意が必用です。
女性は逆にカリウムの多い食品や、砂糖などの甘いものが大好きなので、陰性になりやすいです。陰性体質になると体は冷えやすいので、女性は陰性が強い食品は出来るだけ少なくした方が良いですね。
冷え症は体温を低くし免疫を下げるので病気になりやすいです。
こんな感じで食べ物の陰陽のバランスを取りながら体の陰陽を調和して健康体を保つのが陰陽栄養学です。
日本人はとにかく冷えが多いので、陰性を避けてなるべく陽の強い体が温まるものを食べた方が良いですね。
日本人と外国人の平均体温を比較すると、日本人が平均36.2℃なのに対して、欧米人は平均36.9℃と0.7度も高いそうです。
体温が1℃低下すると免疫力が30%低下すると言われているので、これだけ冷えを抱えていては病気を招く体になっていると言っても過言ではないでしょう。
余談ですが、江戸時代の頃は冷え症と言えば、女性ではなく、男性特有のものだったらしいですよ。
生活様式や食べ物が変われば、陰陽のバランスは変わっていきます。
陰陽五行の栄養学を勉強して出来るだけバランスのとれた“中庸”を目指し、健康的で幸せに生きたいものですね!